Column

#56


by marcy B  

 

大人には見えないもの

見える者には見える

先日、妻の実家に家族3人で行ったときの話し。
その帰り際、妻の両親と義理の弟夫婦が玄関まで見送りに来てくれた。
息子が「バイバイ」というと、
みなが手を振りながら「バイバイ、またね」と応えてくれた。
さらに息子は吹き抜けになった2階の天井を見上げて、
「バイバイ、またね」と手を振りながら言った。
そこに居合わせた全員が
・・・・?
代表して私が
「誰にバイバイしているの?」
すると息子は天井を指さし
「かみさま」
へっ、神様・・・・
「かっ、かっ、神様が見えるの!」
「うん、みえるよ」と息子が答えた。
その瞬間、玄関中が凍りつき、
全員で天井を恐るおそる見上げた。
もし「DEATH NOTE」の
リュークみたいのが見下ろしていたら・・・

もちろん何も存在しない。

貧乏神、疫病神、死に神以外なら大歓迎
本当に神様ならありがたい話しだ。

しかし、違う場合、
スピリチュアルカウンセラーの登場となる。
幽霊以上に美輪さんを見たら息子は怖がるだろう。

まあ、息子が怖がっていないので
害はなさそうだ。
みんな「やっぱり小さい子には見えるんだね」と口を揃えて言った。
シックスセンス!
ただ、あいうえおの文字もよくわからぬ息子に
神様の存在がわかっているかは疑問だ。

汚れた大人たちには見えるものも見えなくなる。
しかし、見えない方が良いことも多々ある。
とはいえ、次の日曜は参院選 。
「SANKEI EXPRESS」を読めば、
キムタクのように公約の嘘が見えるはず。
貧乏神、疫病神、死に神に投票しないように注意しなければ、
日本の未来は見えない。
(7/23/2007)

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