Column

#51


by marcy B  

 

親バカの戯言 (たわごと)part 3

夕食後、息子が歌を唄っていた。
「チャンチャ、チャンチャン、チャチャンチャチャン〜♪」
うん? なんか聴いたことがあるような、ないような・・・
歌が突然セリフ調に
「ワタシノ・・・♪(以下、意味不明)」
うん?? なんだ、なんだ。
「チクショー!」
って、それは「エンタの神様」でしか見ない
お笑いの小梅太夫(こうめだゆう)じゃないか。
一体どこで覚えてきたんだ?
保育園? なわけないか。
ということは、わが家の食卓。
9時までには寝ないといけない幼児が
11時近くまで起きている動かぬ証拠。
やばっ、バレバレじゃん。

それはさておき、
子どもの記憶力には時折驚かされることがある。
たった1度だけとか、
ほんの一瞬見ただけでも
しっかりと覚えていることがある。
こちらが忘れていて、
「あっ、そうか」と思い出させてもらうことも。
成長しながらいろいろなことを吸収し
脳がどんどん発達していく。
素晴らしい。

その反面、親の方は
忘れる

最近、というか、かなり前から
コラムが更新されていないという
数少ない読者の方から
嬉しい声をかけていただいている。

以前は、日々、思いついたコト、
面白かったことなどがあると
コラムに書くというわけでもなく
ノートにメモしていた。
最近はノートを持ち歩くことを怠り、
携帯電話のフリーメモに書き込むことが多くなった。
ところがこの3月にmovaからFOMAに機種変したところ
操作が異なってわからないことがばかり。
しかもいろいろな機能が追加され
さらに混乱を招いている。
何か思いついてメモしようとしても
フリーメモを探すのに時間がかかり
ようやく目的の画面に達したときには

「あれっ?」

何をメモしようとしていたのか
すっかり忘れてしまっている。
思い出そうとすればするほど
迷宮のラビリンスに入り込み
コラムのネタが1つ、また1つと
忘却の彼方に消え去っていく。

あれあれ、ほらほら、あれだよあれ。
脳内にある膨大な抽斗(ひきだし)には
超強力なセキュリティーロックが施され
本人でもデータを閲覧することができない。
脳のシワがなくなっているのだろう
きっと極上の白子状態。
顔のシワはどんどん増えていくというのに。
とはいえ、この歳でらくらくフォンではね・・・。
トホホ・・・。

(29/05/2006)


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