Column

#5


by marcy B  

 

熟年転職

野球の話題が続くが、
一昨日届いた「Sports Illustrated」の10月4日号に
敬愛するグレッグ・ネトルズ(Graig Nettles)、
元メージャーリーグ選手の記事が載っていた。
77、78年、鉄壁の三塁手として活躍し、
ヤンキーズのワールドシリーズ連覇に貢献した選手だ。
数々のピンチを救った伝説のダイビングキャッチは、
当時、高校生だった私をMLBの虜にするきっかけとなった
超ファインプレーだった。
あの時の感動はいまも忘れていない。
その記事によると、選手、コーチ、スカウトと、
野球生活を32年続けてきたネトルズ氏も60歳となり遂にリタイヤ。
現在、マイナーリーグでプレーする息子(26歳)の成長を見守っているという。
ちなみにA-Rodことアレックス・ロドリゲスがヤンキーズに移籍した際、
ショートストップから三塁にコンバートされたので、
スプリング・キャンプでA-Rodをコーチしたのがネトルズ氏だ。
その彼が来年4月からゴルフツアーに参加する予定という。
スゴイ! 
当然、シニアツアーなのだろうが、
その年齢からまた勝負の世界に身を置こうというメンタリティは見習いたいと思う。
あのホットコーナーを守る姿に憧れたように。
しかし、あの当時、誰が今の日本人プレイヤーの活躍を予想できただろう。
まさに「今昔之感」とはこのことか。

(07/10/2004)


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