Column

#44


by marcy B  

 

歳を重ねるごとに


今年も残すところあと1ヵ月。
なぜか歳をとるごとに
1日、1週間、1年が短く感じられます。

日本時間、ハワイ時間

と、いっても時差の話しではありません。
時間という目に見えない流れの感じ方です。
取材で毎年訪れるハワイ。
同じ24時間でも、東京とハワイでは
感覚が全く違います。
東京は早朝から車の渋滞、電車のラッシュで
1日中、せわしない状態が続き、
1週間が「あっ」という間に過ぎてしまいます。
この「あっ」の積み重ねで、
1年が「ああっ」という間に過ぎるのです。

ところがハワイに滞在していると
なぜかのんびりと時を刻んでいるように感じてしまうのです。

1日が長い!

もちろん、ハワイでもホノルル周辺などは渋滞がありますが、
東京の首都高速と比べれば、
それさえものんびりと思えてしまいます。

現地の人々もロコタイムと呼ばれるように、
時間にルーズ、
失礼! 
どんなに忙しく、どんなに大変でも
なぜか、のんびりと過ごしている ように思えます。

たとえていうなら、

東京は毎日が大晦日で、ハワイは元旦。

たった1日の違いで、
空気が全く違うのを感じたことはありませんか?
昨日までの喧噪はなんだったのと。

もっとも、取材スケジュールに追われると
東京もハワイも変わらなくなってしまうのですが・・・。
トホホ、つくづく因果な商売です。

(1/12/2005)


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