Column

#21


by marcy B  

 

重圧


ある大手企業のホームページ上でコラムを書くことになった。
当初、ある動物の目線で書いて欲しいというオーダーだった。
ところが蓋を開けてみると、
2、3話目からは企業の担当者さんの思い入れのこもった下書きが用意されていた。
さらに、4話以降は下書きではなく思い入れのこもった原稿となった。
これを大幅加筆・修正してほしいという。
とはいえ、最終的にOKを出すのは、
クライアントのその担当者さんなのだから、
何をどう直せばよいというのか。
闇の中でのキャッチボール・・・。
代理店の方も困って、
「じゃあ、『てにをは』と『誤字・脱字』、『文章の統一』などみてくださいと。
でも、それって修正じゃなく、

校正ですから、残念!
 

さらにテストサーバー上にアップすると、
文字化けや修正漏れ、見落としなどもあり、
ああっ、不毛な作業が続く・・・。

話変わって、子どもを預けている保育園の月報に
親が毎月交代で書くコラムのコーナーがある。
B5版の半分のスペースという短いものだが、
遂に、今月その順番がまわってきてしまった。
早々に妻から「書いてね」といわれ、
最新の1月号を見ると、同じクラスの父親が書いていた。
執筆を生業とする自分が読んでも

「やられたぁ!」

が正直な感想。
おもしろい! 
妻いわく「これを越えなきゃ」。
こと子どものこととなると親バカモード全開になってしまうのはいた仕方ないにしても、
コラム1本でこんなに大きなプレッシャーを感じるなんて・・・、
初めて。

さて、気がつくとこのブロンクスのコラムも
今年になってまったく更新していなかった。
2月に入ってようやく更新となったのだが、
今回はコラムというより愚痴になってしまった。
切腹!!

(07/01/2005)


Copyright (C )2005 studio Bronx Inc. All Rights Reserved.