Column

#15


by marcy B  

 

呪怨

ワールドシリーズでボストン・レッドソックスが82年ぶりに優勝した。
1922年以来、何度もワールドシリーズに出場するものの優勝できないので、
「バンビーノの呪い」
といわれ続けてきた。
バンビーノ、当時、レッドソックスで活躍していたベーブルースを、
球団のオーナーが経営する劇場の赤字を埋めるために
ヤンキーズにトレードしてしまったのが事の発端だ。
どうしても勝てないレッドソックスを
ファンたちはベーブルースが怨んで邪魔をしているのだと揶揄した。
しかし、今シーズンその呪いが82年ぶりにとけて優勝を果たした。
だが、気がかりはこれまでレッドソックスの看板選手だった
ノマー・ガルシアパーラを今季途中でテキサスに放出してしまったことだ。
優勝するための戦力補強のためのトレードではあるのだが、
来季以降、また負け続けるような結果になると、
今度は「ノマーの呪い」と言われるのだろうか。
おいおい、ガルシアパーラ選手はまだ現役だよ。  

(2/11/2004)


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